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糖尿病になると水虫に罹りやすくなる

2019年10月24日

日頃の食生活の不摂生などを原因として、糖尿病を発症する方が多くなっています。糖尿病患者は高血糖状態が持続されることとなります。そうなると白血球などの力が弱まるのですが、そこで関係するのがサイトカインという物質です。サイトカインは免疫系の調節という重要な役割を持っている大切なもの、それが不足するので免疫力が低下して無防備な状態となってしまいます。通常であれば、たとえ水虫の白癬菌と接触しても24時間以内に洗い流せば感染することはありません。でも免疫力が無くなり無防備状態であれば、時間に関係なくあっという間に感染し、どんどん増幅していってしまいます。たかが水虫とはいえ、糖尿病患者にとっては危険な存在です。最悪の場合は壊疽し、そして足の切断ということもあります。

もちろん、糖尿ではない方でも放置しておけば悪化していきますが、体も抵抗を続けているのですから、その増加スピードは緩やかです。放っておいて足からつめへと感染を広げたとしてもつめがボロボロになるくらいです。もちろんそれもお年寄りだと最悪の場合はバランスが取りづらくなり転倒しやすくなることもあるのですが、壊疽・切断というのはかなりの事態です。

これだけの事態になるのは、糖尿病患者に起こる神経障害といった症状も関係します。血糖値が上がるだけでなく神経にも異常を生じて感覚が鈍くなり、たとえ痛みなどで体がシグナルを出していても気が付かないままに放置してしまうのです。

体調を崩している時には人ごみに出て行かず家でおとなしくしているのが一番といわれますが、糖尿病患者であれば更に徹底してください。痛みなどの自覚症状は少なくなるので、視覚で変化に気付くしかありません。フットケアを念入りにする中で、足の指の間が赤くなっていたりといったちょっとした違いをいち早く見つけ出し早期治療という流れを作りましょう。バランスの良い食事を心がけてといった日々の行動が面倒だからと言っていて起こった病気、それによって一般の方以上にきちんとした生活を強いられることとなるわけです。そうなる前に生活を改善した方が良いことはお分かりいただけるのではないでしょうか。

水虫だけでなく、様々な合併症の危険は襲ってきます。無防備な状態なので菌やウイルスは入ってき放題になります。インフルエンザなど危険な病気は定期的にワクチンを打って対処しなければなりません。心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わるような合併症も引き起こされます。歯周病や認知症などになってしまうことも、多くの人々が忙しさを理由に生活の方は省みなくなっていますが、元気に長生きするためにも考えるようにしてください。

糖尿病だけでなく更に合併症にまでおきてしまうと、生活の質も寿命もいちじるしく低下してしまいます。治療と自己管理を生涯に渡って続けていくしかないのです。元に戻すことは大変困難ですから、早期発見・早期治療こそが将来に関わってくるでしょう。